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国内におけるがん治療はまだまだ三大療法（外科的療法、科学療法、放射線療法）が主軸であり、それ以外の治療法は認知度が低いように思います。しかし世界に目を向けてみれば民間療法や先端治療などを積極的に取り入れることで、がん治療の効果を上げている国もあるのです。
その中でも近年研究が進み、承認薬も多く誕生しているのが『遺伝子治療』です。遺伝子治療はもともと他の疾患の治療のために研究が始まりましたが、現在では臨床試験の対象疾患としてはがんが6割以上を占めています。
がんの遺伝子治療は「がん抑制遺伝子」を体内に注射や点滴を用いて導入するという治療法です。この「がん抑制遺伝子」は特別なものではなく、私たちの誰もが体の中に宿している遺伝子です。ですから副作用の心配がほとんどありませんし、三大療法と組み合わせることも可能という、がん治療に非常に効果的に働くことが期待できるのです。
歴史が浅い治療法のため、保険適応でないなどのデメリットもあります。正確な情報を集め、自分が納得できる治療を選ぶようにしてほしいと思います。
現在日本では5.5組に1組の夫婦が不妊の検査や治療を受けているといわれています。身体的にも精神的にも苦労が多いといわれる不妊治療ですが、そんな治療だからこそ取り組む前に考慮しておいてほしいことがあります。
それは「不妊治療に取り組む環境を整える」ということ。案外見落としがちな部分ですが、ここに配慮しておくとちょっとしたことで落ち込みそうになる気持ちを軽くできたり、前向きに取り組むことができるかもしれません。
不妊治療は初期の段階でうまくいけば幸いですが、年単位で長期化することも十分考えられます。治療にとられる時間もありますし、長引くほど経済的な負担も大きくなってきます。そうしたとき、どれだけ普段の生活を崩さずに継続するかということは、ひじょうに大切になってくるのです。時間と費用のどこに優先順位をつけるのか、またパートナーを含め相談できる相手がいることも、大きな安心材料になります。
少しでもストレスのかかりにくい環境を整えておくことは、不妊治療の継続に大きな強みになってくれるでしょう。
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